August 16, 2010 7:39 am
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それでは、新築最後の施工完了です。 どうぞ! 外装 まずは外観です。外壁にセメントとファイバーグラスでできたHardie材を使用。Hardieは通常の木よりも耐久性があり、雨の多いシアトルには最適です。 デッキの手摺はブラジルの最硬質材のIPE(イペ)とCable Wireを使用し耐久性、デザイン性に優れた形にしました。 外階段はコンクリート打ちっぱなしにし、モダンな形に仕上がりました。 全ての窓を大きくすることによってモダン且つ多くの光を取り込めることが実現しました。 内装 Media Room-Basement お客様や友人とお酒を楽しむためにミニバーを取り付け、映画鑑賞を楽しむために6つのスピーカーを設けました。 コンクリートの上に床暖房装置を取り付け、床にはバンブー材を使用。 Bedroom 1-Basement 全てのバスルームはモダンなホテルをイメージしたデザインにしました。 Main Entrance 建物の顔となる玄関は通常より大きなドアを設置し擦りガラスを入れることによって目立つ玄関になりました。 Entrance Hallway 玄関を吹き抜けにし、開放的な空間を設けました。 Living Room-Main Floor リビングルームはキッチンとの仕切りを無くし一体化を実現。 Kitchen-Main Floor モダンなスタイルのキッチンアイランドを設け、天井いっぱいのCabinetをつけ収納力を高め、全ての引き出しへはSoft Closing機能を取り付けました。また、BackSplashは全面ガラスにしました。 Dining、Entertainment Room-Main Floor ダイニングエリアと多目的スペースを区切らず自由な設計にしました。 Powder Room-Main Floor Staircase/Main-Top Floor Bedroom 2-Top Floor Bedroom 3-Top Floor Hallway-Top Floor Master Bedroom-Top Floor Master Bedroom Walk In Closet-Top... View Article
August 8, 2010 7:43 am
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今回はお客様が日本人ということもあり日本式に上棟式を行ないました。 お客様の友人、ご近所のかた、親戚など様々な方がいらっしゃいました。 上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式。 それでは、上棟式の様子をどうぞ。 まずは祭壇を作り、海の幸や山の幸などの供物を飾ります。 次に建物の四方へ塩を盛りお酒をかけます。 これによって建物を災難から護ります。 次に家の祈願や工事中の安全を願った上棟棒を設置します。 そして最後に大工さん、工事関係者、お客様、ご近所の方や親戚の方との交流もこめて一緒にお食事やお酒を交わします。 この日は夜遅くまでお客様とお酒を交わし、大変良い時間を過ごさせていただきました。 次回はついに完成編です。 お楽しみに!
June 19, 2010 9:36 am
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土台作りが完成したのでここから本番の上棟です!! まずは地下部分の様子です。 続いて一階の床の根太を流します。 その間、玄関へ通じる階段を作ります。 一階の床が終わったら次に壁を立ち上げていきます。 次に最上階を作ります。 ここまで全て手作業でしたがさすがに膨大な量の材木を手で上げるのは困難だったため重機を使います。 アメリカならではの便利な重機です。 材料を上に上げて一気に建てていきます。 そしてFraming完成です!! 形になってだいぶ家らしくなりました。 無事上棟が終わり、建ててみると予想以上に大きいと感じました。 この大きさの上棟では自己最高記録の1ヶ月と1週間で仕上がりました。 では、次回は日本式に上棟式の様子です。 お楽しみに!
June 18, 2010 6:18 am
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さあ、木工事の前に土台作りです。 まずは材木搬入。興奮してきます! アメリカだと普通はここでバンバン基礎の上に家を建てていくのですが、僕はここで一つ日本の工法を取り入れました。 特注で注文した銅版を基礎天板に取り付けていきます。銅版を基礎と土台の間に入れることによってシロアリなどの害虫を家から守れます。 木造住宅の弱点は基礎周りなのです。土台が基礎コンクリートと接する部分が木材腐食の繁殖で傷み、家屋の耐用年数が短くなります。「銅板基礎 パッキン工法」は銅板に殺菌・抗菌作用があることを応用し、木造住宅の基礎回りの木部の下に銅板を敷設し、その緑青効果によって土台を腐朽 菌から守り、耐用年数を大幅に向上させる建築工法です。 密かにアメリカにこれを普及させて行きたい野望があります。 最高なのは基礎天板全体に被せることなのですが予算の都合で出来ませんでした。。 でも、効果としては充分発揮できるので良しとします。 代わりに土台と銅板の間にシリコンを充分に流し、水に強い注入材(Pressure Treated)の土台を取り付けて土台の完成です!! 次回はいよいよ本番!木工事(Framing)です!! お楽しみに!
April 20, 2010 8:39 am
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今回は基礎工事について説明します。 基礎にはFootingとFoundationがあります。 Footingとは土台のことです。FoundationとはFootingの上に乗っているコンクリートの壁のことです。 Footing,Foundationともに重要ですが、最も重要なのがFootingです。Footingは普段は地面に埋められていて見えないのですが厚みが足りなかったり規定のPSI数値に達していないと亀裂が入ったり家が沈むことになります。 PSIとはコンクリートの硬さを示す数値です。 それではFootingが完成した時の写真です。 Footingの上に作られているのがFoundationです。 FoundationもFootingと同じようにPSI数値が重要です。 この壁の上に家が作られていきます。 Foundation完成!! 基礎工事がの最後の締めがコンクリートの防水加工です。 ん?コンクリートなのに防水!? と、思うかも知れませんがコンクリートは乾けば乾くほど強度が強くなっていきます。 なので、水分は大敵です。水分を入れないために防水加工しておくと完璧です。 防水加工済みの状態がこちら。 これで、基礎工事完了です。 次回はいよいよ大工工事です。
March 1, 2010 8:12 am
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新築工事を建てるのにあたって一番重要なのは「地盤作り」です。 地盤がしっかりしていないと建てものは歪んだり、沈んだりと様々な問題点が生じます。 床がキシキシと音がして床鳴りする、雨漏れ、壁に亀裂、基礎に亀裂など全ての原因の一つが地盤の緩みなのです。 地盤の強度を明確に調べるのが地質調査です。 地質調査によって軟らかい、固いなどその地域の地盤状況が分かります。 数千ドルの出費になりますが新築を建てるのには必要不可欠です。 工事前の現場の様子です。 毎朝、鹿たちも顔を出し様子を伺っています。 のどかですね~。 ようやく、地質調査も終わり下請け業者との打ち合わせも終わり 現場に重機搬入。 いよいよ、工事開始です!! 鹿たちもそそくさと非難。 ごめんね! 地盤の整地、補強作業風景です。 地盤補強、整地完了! ここまでの工程で約3週間。大量の土、石などが運ばれいよいよ次の段階へ進みます。 次回は「基礎工事」です。 お楽しみに!